ある日突然、パートナーから「離婚したい」と言われたら、あなたはどう感じるでしょうか。
「なんで?」
「どうして?」
と、ショックを受け、動揺し、胸が苦しくなることでしょう。
眠れない、
ごはんも喉を通らない。
何をすればいいのか、
どうすれば気が変わるのか、
そんな考えで頭がいっぱいになることと思います。
「まだ決まっていない」
そんなとき心にとめてほしいことは、【まだ離婚していない】という事実です。
たとえ今相手が「離婚したい」と言っても、それが現実になるのは未来のこと。
つまりすべては未確定、どんな可能性もありうるということです。
まずは自問
そこでまず大切なのは、自分に聴くことです。
「私は本当に離婚してもいいの?それとも絶対にしたくない?」
ここを誤魔化さずに本心を探ってください。
ただ色々なことが面倒くさくて避けたいから「離婚したくない」と思っているのか、それとも本当に相手と別れたくないのか。
そこを誤魔化さずに自問してください。
あなたにできる3つのこと
そしてもしあなたが「離婚したくない」と思ったなら、3つのことをしてみてください。
①本音を伝える
「離婚はしたくない」と率直に伝えることが重要です。
なぜ離婚したくないのか、ここも伝える必要があります。
相手を変えようとするのではなく、あなた自身のために伝えてください。
②ネガティブな感情に向きあう
離婚のことを考えると、悲しみや怒り、不安などの感情が渦巻きます。
苦しいからと言ってそれらの感情にフタをすると、ますます苦しくなるし、感情にフタをしても感情は消えないことを知ってください。
感情はあなたの願いを教えてくれているので、なぜ辛いのか、なぜ不安なのか、どうしたいのかを聴いてあげてください。
そしてもし叶えられることがあれば小さなことでもどんどん叶えていってあげてください。
③今ある幸せにフォーカス
今の幸せに目を向けてください。
こうお伝えすると、「すぐに別れるのに、今の幸せなんて感じられない。不安しかないです」とほとんどの方がおっしゃいます。
確かにごもっともなことです。
それは十二分に分かった上で、私はこれをお伝えしています。
なぜなら離婚するかしないかの転換点は今にしかないからです。
私はいつもここで、借金を抱えて苦しんでいる会社経営者たちがやっていることを思い出します。
彼らはひとまず「借金で首が回らないこと」ことを横に置き、
「今月、社員に払える給料を払えること」
「今電気代や水道代はちゃんと払えていること」
に目を向け、感謝するそうです。
「今あるもの」に目を向けることで心が整い、窮地を脱していることを、私は書籍で知り、「夫婦関係も同じだ」と感じるのでクライアントさんにお伝えしています。
数ヶ月後には離れるかもしれない、でも、あなたは今現に、一緒に住んでいる。
夫婦でいられている。
家族揃って水入らずで過ごせている。
相手が今、声をかけられる距離にいる。
話そうと思えば想いを伝えられる。
そんな恩恵の中にいることを思い出してください。
そこに目を向け、感謝し、できることをやっていくことです。
すると少しずつ状況が変わってくることがよくあるのです。
しんどいときこそ今に目を向ける
しんどいとき、どうしても「失ったこと」「ないもの」に目がいきがちです。
あんなことを言わなければよかった
何が悪かったんだろう
もう戻れない
そんな気持ちでいっぱいになるのは、当然のことです。
そこは意志の力が必要です。
なぜならあなたはこれまでの流れを変える必要があるのですから。
流されているわけにはいかないのです。
「まだ残っているもの」「まだできること」に目を向けると、次に何をすればいいかが
見えてきます。
あとは自分の感覚を信じてやってみることです。
内面が映し出さた世界
なぜこんなふうに「今」に目を向けたり、自分の心を整えたりすることが大切なのか。
それはあなたの内面が、外の世界を作っているからです。
今起こっていることはあなたの過去の内面が反映されたものです。
ですから目の前の現実は動かしようはありません。
ですがあなたには、今からしあわせを創っていく力があることを知ってください。