自己肯定感をもつことは難しいことではありません。
この記事に書いてある通りにすれば、あなたも、自己肯定感をもつことができます。
自己肯定感はあなたをラクに、そして生きやすくします。
自己肯定感とは何か
自己肯定感とは、自分をフラットに認識し受け入れている感覚のことです。
【肯定】とはその通りだと認めることです。
だいじな点は、肯定とは、良いこと・悪いことの評価とは一切関係がないという点です。
【認識する】というのも、ただあると知覚することです。
多くの人はここを勘違いしています。
自己を高く評価していることが、自己肯定感がある、と捉えています。
そうではありません。
自分を取り巻いている世界や自分の中にあるものを、評価を入れずにあると認めること、これが自己肯定感をもつことなのです。
自己肯定感は自己受容とほぼ同義
言ってみれば自己肯定感は自己受容とほぼ同義です。
自分の外と内で起こっていることを丸ごと認めることを自己受容と言いますが、自己肯定感とはその認めている感覚のことです。
自己肯定感が非常に大事な理由
なぜ自己肯定感がだいじなのか。
自己肯定感はあなたに何をもたらしてくれるのか?
ひと言で言うと、自己肯定感はあなたをスタート地点に立たせてくれます。
例えば得意なことで誰かに負けたとき、自信があったのにもっと優れている人がいると分かった、そんなご経験はありませんか?
そんなときは誰もがその事実を否定したくなりますよね。
「これは何かの間違いだ」と思いたくなるものです。
これは自己肯定とは正反対の自己否定に入っている状態です。
自分の今の状態を否定してみないようにしている状態。
ありのままを認められない状態です。
いったん自己否定に入ってしまうと、なかなかその状態から抜け出せず、苦しい状態が続きます。
思考は混乱し、がむしゃらに頑張ろうとするかもしれませんが、心が穏やかでないので、本来の力を発揮できない状態に陥りがち。
これが、
今の自分はあの人より劣っている、と思い切って事実をありのまま認められたらどうでしょう?
なんと、苦しい状態から解放されるのです。
逆説のように感じられるかもしれませんが、自分の内外で起こっていることをそのまま認められると、不思議なことに苦しい状態がどんどんラクになっていくのです。
認めることは1つではない
例えばあなたが得意なことがダンスで、それまでは発表会のとき、いちばん前の中央で踊ることが多かったのに、新しくチームに入会した人があなたと同レベルかそれ以上だと感じるとき、あなたは穏やかでいられないかもしれません。
コーチの前で踊る度に、そのライバルのことが気にかかり、発表会に向けての練習の際、彼女の方が最前列の中央で一人で踊る場面が多いと知ると、ショックを受けるかもしれません。
実はそんなときが、自己肯定感をもつチャンスです。
自分の内外で起こっていることを一つ一つただ【ある】と認めていきます。
そこに【良い・悪い】の評価は要りません。
*彼女の方が自分より多く最前列の真ん中で踊っているな。
*それを見て、私はショックを受けているな。
*彼女に負けたと感じて、がっかりしているな。
*コーチを恨めしく思っているな。
と言葉にしていきます。
さらにもっと自分を離していくこともできます。
*彼女の方が自分より多く最前列の真ん中で踊っていると感じている自分がいるな。
*それを見てショックを受けている自分もいるな。
*「彼女に負けた」と感じて、がっかりしている自分もいるな。
*コーチを恨めしく思っている自分もいるな。
といちいち認めていくと、不思議なことに心はどんどん平和になっていきます。
「認めたくない」「認めるのが怖い」と感じることを、
敢えて認めて言葉にしてみると、どんどんどんどん心が静かになっていくのです。
あれもこれもひとつの単なる現象
それは言葉にすることで、自分の内外のできごとを客観視できるようになるからです。
一つ一つの事実が、自分から離れた単なるできごとのような感覚を覚えてきます。
ここが自己肯定感が必要な理由です。
自己肯定感を持つことであなたは自分を外から眺められるようになるのです。
離れれば離れるほど、どうすればいいかが見えてくる。
すると不思議なことに、心は未来へと向かい始めます。
「今は明らかに彼女の方が上だ」と認められると、「じゃあ彼女の優れている点はどこだろうか」と探し始めるかもしれません。
「優れている点を取り入れてみよう」と思うかもしれません。
これまでなんとなくやっていた筋トレをもっと入念にやってみようとするかもしれませんし、YouTubeなどで彼女よりもっともっと優れているプロのダンサーの動画を観て研究しようとするかもしれません。
するともうあなたは彼女と自分を比較して落ち込むのではなく、もっと大きく、もっとダイナミックに、そしてもっとかっこよく踊ると言う目標に向かって、自分を磨くためにそこにいてくれる存在に思えてくるかもしれません。
そうやって自己肯定感はあなたをスタート地点に立たせ、今あるところから前に進もうとさせてくれます。
自己肯定感で日常を変える
こんな風にそれほど難しいことではなくても、自己肯定感をもてない人は多いです。
それは上記のようなことを知らないからではないでしょうか。
これを読んでくださっているあなたは、苦しい感情が湧いてきたときこそ、自己肯定感を養うチャンスと考えていただけたら嬉しいです。
自己肯定感はそれだけで、あなたの人生をどんどん変えていってくれます。
自分の内外で起こっていることをそのまま認めるだけで、心は穏やかになり、アイディアが湧き出し、どんどん道が開けていきます。
ぜひ、日常の中でこの方法を取り入れてみてください。
そして今日から、今から、ステキな時間をお過ごしください。
あなたの生活のスイッチが、自己肯定感を養う過程でどんどん切り替わっていくことを、心より願っています。
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