「なんでこんなことになってしまったんだろう」
「何が間違っていたのだろう」
あなたもそう思うことがあるのではないでしょうか?
「結婚した頃はよかったのに」
「いつからこんな風にすれ違っちゃったのかな」
「どうすればよかったんだろう」
と、今の関係にモヤモヤした気持ちを抱えているなら、今起こっていることは、もうすでに決まっていたこと、と捉えていただけたらと思います。
というのも、目の前の現実はこれまでのあなたの波動(心のあり方、考え方、感情)が
結果として現れているものにすぎないからです。
もちろんそれは相手にとっても同じことが言えます。
我慢してきた小さな不満、言いたいことを飲み込み暮らす中で、あなたが放ってきたその波動が今の関係に現れているのです。
私は「今の関係はあなたのせいです」と言いたくて、このブログを書いているわけではありません。
ただ「現状は過去の心の状態がつくり出した結果」つまり現実はすでに【そうなると決まっているもの】と捉えてみると、現に起こっていることへの姿勢が変わってくるのではないでしょうか?
事象に囚われない
今起こっている事象、例えば相手の態度、言われたコトバなどに私たちは囚われがちです。
そのモードに入ると、心はイライラや悲しみで満たされ、考えることもその事象に固定されます。
ですが、「このことはすでにいくつもの原因で起こると決まっていた」
そう思ってみると、「だったらこの出来事をどう扱おうか?」と思えてきませんか?
なぜ起こったの?
誰が悪いからこうなったの?
私のせい?
と原因を追及したり、
相手や自分を責めたりして
出来事に振り回されるのを止めて、
このことをどう扱えば、理想の未来に近づいていくだろうと考える余地が生まれるかもしれません。
すると、あなたは無数の選択肢に気づくかもしれません。
あなたは選べます。
あなたには自由があります。
今、怒りをぶつけることも、沈黙を選ぶことも、その場を離れてみることもできます。
行動だけではありません。
起こっていることをどう捉えるかも選択できます。
「どうしてそんなことをするの!!」
「一体どういうつもり!?」
と心の中で相手を責めることも自由ですが、
苦しい気持ちに向き合い、自分の願いを掘り下げることもできます。
「よりよい未来のためにこの問題は起こっている」と捉えることもできるわけです。
今の「結果」は未来の「原因」
出来事は結果であると同時に、「次の原因」でもあります。
今、ふたりの間に冷たい空気が流れていても、それをどう受け止め、どう行動するかによって、それは温かい関係への原因になり得ます。
そこにはどんな可能性も秘められているのです。
「この人とはもう無理かもしれない」と思ったとき、そこにあなたはどんな選択肢を見ますか?
「どうせ離れるんだからこっちも言いたいことを言ってしまおう」そう思うも自由です。
同じことを言うのでも、「ここは勇気を持って考えていることを伝えてみよう」と思うも自由です。
どちらを選択しても行動は同じかもしれません。
ですが、原因としての価値は全く違ってきます。
言っているときの波動が別モノだからです。
選択肢を見ることは必ずしも簡単ではありません。
これまでの感情の傷もあるでしょう。
不満も溜まっているかもしれません。
中には恐怖、不安に怯えている方もいることでしょう。
ですが、どんな状況の中にも選択肢はいくつもあります。
あなたがご自身と向き合い自分の感覚を大切に選ぶとき、それは未来の何かを動かします。
そしてそれはあらゆることに波及していきます。
無意識にしてきたこと、つまりこれまでの習慣を改めて意識していただくと、気づくことがあります。
無理にポジティブになる必要はありませんし、自分を責める必要もありません。
ただ、「やらされている」ではなく、
「こうすべき」でもなく、
「こう見られたいから」でもない選択、
「自分はどうすることを選びたいのか」
立ち止まって自問していただけたらと思います。