「〇〇ができない」と思った時は vol.130

「これができない」
「私はこれが苦手」
「あの人と比べて私は…」

と感じることは誰にでもあります。

仕事、家事、育児、人づきあい…。

「また子どもに当たっちゃった」とか、

「プレゼンでいつも緊張する」とか。

「私ってだめだな」
「どうしてできないんだろう」と自分へのダメ出しが始まります。

私たちの多くは、

「できない=だめなこと」

という思い込みが入っています。

ダメ出しの嵐がしょっちゅう起こる方は、ぜひこの後も読み進めてください。

「できないこと」の贈り物

「できること=いいこと」
「できないこと=悪いこと」

というのは一般社会では当たり前すぎて、あなたも疑問を持つことさえないかもしれません。

ですがこれは本当でしょうか?

「できない」と感じるとき、私たちはできるようになろうとして、どこかで調べたり、誰かにそのことについて聞いたり、自分と向き合うことになったりします。

例えば私もビジネスで行き詰まると、ビジネス仲間と連絡をとり、何かいいアイディアはないか尋ねたり、「こんなときどうしてる?」と聞いたりします。

そのことで友人と楽しい時間を過ごすことになったり、調べることで、思わぬ知識や知見を得られたりします。

「できないこと」がきっかけで、学びやつながりが生まれます。

「なんで私はこれが苦手なんだろう?」と考えることで、自分の思い込みに気づくこともあります。

小さいころ親に「〇〇しなさい!」とよく言われていた人は、自分のペースでやることに罪悪感を感じてしまうことに気づくかもしれません。

「できないこと」は、そうした自分の心のクセや考え方に気づくきっかけにもなります。

ですから「できない自分」にダメ出ししていることに気づいたら、「できないことで、私は何を受け取っているんだろう?」と自問してみるといいです。

するとあなたの中で「できない=悪」という思い込みが少しずつはずれていきます。

そうすると、これまで自分責めをしていた時間が、変わり始めます。

心を開いて「できないんだけど、どうしたらいいんだろう?」と尋ねてみると、そこには豊かな世界があった
と気づくことは意外に多いものです。

自己開示するとより理解し合える関係になるのです。

「できないこと」があるって、全然悪いことじゃない。

そこには「できる」ばかりでは味わえない気づきや出会いがあったんだと感じらます。

ダメ出しの時間が豊かな時間に変わっていきます。

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