気に入らないことがあるとすぐに怒鳴るパートナー。
パートナーに言いたいことが言えない。
いつも警戒心があって伸び伸び暮らせない…
そんな生活は本当に苦しいです。
何かあるたびに緊張して、「また怒鳴られるんじゃないか」ってビクビクして、怒鳴られるたびにショックを受ける…
「怒鳴られることって慣れないんだなあ」
と感じたことを私も鮮明に覚えています。
「今のこの怒鳴られる状況をどうにかしたい」あなたもそう思っているかもしれません。
「怒鳴られるつらさ」に囚われる
怒鳴られると、誰もが傷つき、傷ついたことに囚われます。
「なんで自分はこんな目に遭わなければならないの?」
「怒鳴られないためにはどうすればいいの?」
「あの人は私のことをどうでもいいと思っているんだ。だからあんな酷い言い方ができるんだ」と悩んでしまうのです。
ここが人生を変えられない落とし穴です。
「怒鳴られたくない」あまりに怒鳴られることに意識が向いてしまうのです。
同じ思考パターンを繰り返すことになっています。
このような【思考が現実化するパターン】にハマっているのです。
このパターンにハマっていると、解決策にたどり着くことはありません。
意識が「怒鳴られることのつらさ」に釘付けのあまり、問題の本質が見えなくなるからです。
解決策① 自分はどうしたいのか
この状態を解決するには「自分はどうしたいのか」をはっきりさせる必要があります。
「怒鳴られたくない」のは当然ですが、怒鳴られることをただ避ける思考では、タクシーに乗って東京タワーに行きたいのに、「品川駅じゃないところに行ってください」と頼んでいるようなものです。
「怒鳴られないように」ではなく「どうなりたいのか」を明確にする必要があります。
・穏やかに話せる関係になりたい
・自分の気持ちを安心して伝えられるようになりたい
・もっと尊重してもらう必要がある
自分のこうした思いの方に意識を向けるのです。
無理だと決めつけないで、「自分はどうなりたいのか」「どんな関係を築きたいのか」を明確にして、行き着く方向、目標、ゴールを設定するのです。
ゴールが決まれば人は必ずそちらに向かって少しずつ人生を動かしていけるからです。
解決策② カウンセリングを受ける
今の状況は、遠い過去にあなた自身が選んだ「戦略」が関係しています。
例えば、幼い頃に「怒られるくらいなら黙っていよう」と無意識のうちに決め、大人になっても無意識にその戦略を続けているのかもしれません。
カウンセリングでは、こうした「無意識に選んだ戦略」に気づくことがあります。
そこに気づくと意識が変わります。
2人の関係の見え方が変わります。
関係を「決め直す」ことで、もっと自由で穏やかな生き方ができるようになります。
例えばそれは「怒鳴られないように」生きるのではなく、「怒鳴らないで」と言う自分になることかもしれません。
もしかするとそれは、怒鳴られてもものともしない自分になることかもしれません。
「黙っていよう」と決めた瞬間に戻って、未完了の傷ついた感情を終わらせるとき、あなたの中に自然に湧き上がる決断があります。
よろしければあなたもお試しいただけたらと思います。