「どうすればモラハラを止められますか?」
このところ私はそのような質問を受けることが増えました。
パートナーから「それはモラハラだ」と指摘され、お子さんを連れて家を出てしまい、離婚になるかもしれない状況に置かれて、「怒鳴らない、イラッとしない自分になるにはどうすればいいんだろう」と思い、カウンセリングを受けにきてくださる方が増えているのです。
そんな悩みを抱えている方が勘違いされているのは、どうにかしてご自身の言動を変えようとしている点です。
言動だけを変えようとしてもそれは不可能に近いのです。
言動を変えるためにはあなたの心の奥で繰り返し起こっているイライラなどのネガティブな感情や「無意識の思考」つまり心のクセを変えていかなければ実現しないのです。
このブログではそのことについてわかりやすく説明してみたいと思います。
ぜひご参考にされてください。
心を心地よく保つ
モラハラを防ぐためには、何よりも自分の心を心地よい状態に保つことが重要です。
イライラした状態で言動だけを変えようとしても、無理があり、長続きしないからです。
ではどうすれば心地よい状態に保つことができるのでしょうか。
心のクセを変える
あなたの言動の原因となっているのは「無意識の思考」です。
この無意識、無自覚の思考に、メスを入れる必要があります。
無意識の思考は、これまでの人生で積み重ねられた観念や思い込みから湧いてきています。
観念や思い込みを変えられれば無意識の思考は減っていきますが、それは見つけるのが難しいです。
ですからクライアントさんには無意識の思考を見つけることをお勧めしています。
無意識の思考を見つける
無意識の思考は簡単に見つけられます。
目印はネガティブな感情です。
嫌な気持ち、不快な気持ちになったとき、自分がどんな言葉を心の中でつぶやいているかチェックしてみてください。
たとえば、「どうせ自分の話なんて聞いてもらえない」「また同じことを繰り返される」などと呟いているかもしれません。
これらの思考は、意図して考えた内容ではなく、過去の経験や思い込みから自動的に始まっている思考です。
それは気づかないうちに自分の気分を害し、相手への言動として現れる、という仕組みになっています。
無意識の思考は本心じゃない
重要なことは無意識の思考はあなたの本心でも、あなたの願いでもないという点。
ただ過去に蓄積された思い込みから自動的に湧いている思考です。
この自動思考は起きている間じゅうほとんどの方の左脳で起こり続け、それが原因でイライラや辛い気持ち、不安が湧き起こり、それがモラハラ行為の原因になっているのです。
ですからモラハラの言動を止めたいなら、この心の仕組みを理解し、原因の思考を変えていく必要があります。
紙に書き出す
いったいどんな思考が起こっているのか、慣れるまでは面倒でも紙に書き出してみるといいです。
つらかったり、イライラしたりするたびにどんなことを心の中で呟いているのかを書き取ります。
書いてみるとそれは間違っていることもしょっちゅうですし、「必ずしもそうとは言えない」ということも多々見つかります。
心の中の呟き間違っていることに気づけると、その時点でネガティブな感情は和らぎます。
一見地味な作業ですが、実はこんなことが人生を大きく変えていきます。
なぜならその地味な作業で、無意識の心の呟きが変わり、不快な感情が消え、気分がよくなり、相手への言動が確実にそして無理なく変わっていくからです。
これを続けるだけでモラハラの行動パターンから無理なく抜け出せるだけでなく、心に余裕が生まれ、世の中の見え方も変わってきます。
結果的に日常生活が変わり、人生が変わっていくのです。
ぜひあなたもお試しいただけたらと思います。