私だけが不幸だと感じたときは vol.86

「なんで私だけがこんな目に遭わなきゃならないの!!」

人生でこんなふうに感じることは、誰しもあるのではないでしょうか。

仕事で失敗したり、人間関係で悩んだりと思い通りにいかないことが続くと、「私だけがこんなに辛い思いをしている」と思っても無理もないことです。

このブログでは、今ちょうどそんな思いに駆られている方に向けて、簡単にできる対処法について書いてみたいと思います。

少しでも辛いお気持ちが和らいだら嬉しいです。

辛いところから抜け出すとても簡単な方法

その方法はとてもシンプルです。

それは今、自分に与えられているものをリストアップすることです。

具体的には、ノートやスマホのメモに次のように書いてみてください。

  • 目が見えている
  • こうやって指が自由に動いて書くことができる
  • 歩ける
  • 家族がいる
  • ご飯が食べられる
  • 洗濯した洋服が着られている…

「このようなことを書いてなんの意味があるんだろう」と感じられるかもしれませんが、不思議なことに実際に手を動かして書いてみると、気分が良くなっている自分を発見します。

どんなに小さなことでもかまいません。

むしろ「あったかいお茶が飲めてホッとする」というようなごくごく小さなことの中にあるしあわせに意識が向くことで幸せが増幅されるのを実感されることと思います。

なぜそんなことでポジティブに変わるの?

なぜリストアップするだけで気分が良くなるのかというと、それは意識を向ける先が変わるからです。

人はつらい時、誰もが不満や悲しい出来事に意識がフォーカスされてしまいます。

それはあなたのせいではなく、左脳があなたを守ろうとして自動的につらいことに注意を向けさせようとしているだけなのです。

辛いことがあると、ごく自然に他のマイナス面にもあなたの意識が向きがちになります。

ですから今与えられているものというポジティブな面に意識の向ける先を切り替えると気分が良くなるのです。

書き出すことで意識への強制力が働き、頭の中で考えているよりずっとポジティブな面に意識が向きやすくなります。

意識の向く先が変わると、「自分にはこんなに恵まれている部分がいくつもあった」と感じ、それが心の支えになったり、新しい活力が生まれたりします。

感謝の気持ちが心を軽くする

何日間かにわたってリストアップを続けてみると、「ありがたい」と感じる瞬間が増えていきます。

感謝の気持ちは心に余裕をもたらし、余裕ができると、自然と視野が広がります。

視野が広がると、「あの人も大変そうだな」「この人もよく頑張っているな」「自分だけが不幸だって思っていたけど、そういうわけでもなかったかもしれない。今の自分にできることは何かな」と思えるようになります。

書き出す気力も湧かないときは?

こんな風にお伝えしても、「自分だけが不幸」と感じているときは、心も体も疲れ切っているので、書き出すエネルギーすら湧いてこないこともあるかと思います。

そんなときは、好きな音楽を流したり、好きな香りを嗅いだりしてみてください。

アロマや音楽は、気分を和らげる点で即効性があると言われています。

そうやって一息ついて少し気分が変わったら、大切な自分の人生が少しでも良い方向に進んでいくよう、リストアップに取り組んでみていただけたらと思います。


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