『許せない』を手放す方法 vol.147

パートナーの心ない言葉や行動に、今も深く傷ついている…

ふとした瞬間に思い出して苦しい…


そんな経験はありませんか?


「もう許したいのに、どうしても許せない」

「こんな気持ちを持ち続ける自分がイヤ」

そう感じて自分責めが始まる人はとても多いです。

ですが「許せない」気持ちは、実は悪いものではありません。

それはあなたが「それほど傷ついた」という心の叫びです。

「許そう」としない

世間では「許すことが大切」と言われます。

なので「許さなきゃ」と思いがちです。

ですが「許そう」と努力するほど、許せなくなります。

なぜならそれは、心がまだ癒えていないのに、「許さなきゃ」という思考で無理矢理心にフタをすることだからです。


感情は否定されると居座るのです。

何かを思い出すたびに苦しくなるのは、心が「気づいてほしい」とサインを送っているからです。

許しは「気づき」

許しは努力や意志の力で「するもの」ではありません。

許しは【起こるもの】です。

あなたが痛みを十分に感じきり、

「本当はこうしたかったんだ」
「こうしてもらいたかったんだ」

と自分の心を正直に認められたとき、ふと起こるものなのです。

「もういいよ」
「もういいや」


っと心が弛む、それが「許し」が起こる瞬間です。

『許せない』を手放す第一歩

「許せない」は、今もあなたを守っています。

そこには大切なメッセージが隠れています。

まずは正直に認めるといいです。

「あの言葉は許せない」
「あのときの行動は絶対に許せない」

そう言葉にしてみてください。


否定せず、評価せず、ただそのままを認めます。

それだけで、心は少し緩みます。

本当の気持ちを感じる

そうしたら奥にある思いを掘り起こしてあげてください。

「本当はどうしてほしかった?」
「何を、わかってほしかった?」

感情の奥のあなたの【願い】をしっかり見てあげると、「許せない思い」はほどけていきます。

「手放す」の意味


よく人は「手放すといいですよ」と言いますが、それは無理に捨てようとすることではありません。

内面への気づきが深まるにつれ、自然に「握るのをやめてしまう」ことです。

それはまるで役目を終えた木の葉っぱが、静かに落ちるようなものです。

あなたが気づき、理解し、受け容れたとき、静かに起こるものなのです。

自分にやさしく

もし今、誰かを「どうしても許せない」と感じているなら、自分に言ってあげてください。

「許さなくていいよ」
「まだ痛いんだね〜」
「まだ悲しいんだね〜」と。

そんな言葉を思い出す度にかけ、許せない自分をそのまま受け容れられると、『許せない』はゆるみ、やがて消えていきます。

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