離婚を回避するためにできること vol.55

こんにちは、円満リレーションシップカウンセラーのきたさわそらです。

私のところには「パートナーから『離婚したい』と言われました」と言ってお試しカウンセリングに来られる方が少なくありません。

お話を伺って感じるのは多くの方が相手の心情を理解できずに困惑しているということです。

「どうして?」「自分の何が悪かったの?」という疑問が次から次への頭に浮かび、その答えが欲しくて相手に直接問いただしたり、LINEで質問を投げかけたりします。

ある日突然離婚を切り出されたわけですから、それは無理もないことです。

「ただただ家族のためと思って真面目にやってきただけなのに一体何がいけなかったって言うんだ…」と思うのはごく自然な反応です。

ただこれまで多くの方のお話を伺って感じるのは、そう言われてもパートナーが理由を明確に伝えるのは難しいということです。

なぜならパートナー自身も決定的な理由を言葉にできていないからです。

長年の感情的な積み重ねが引き金となっている場合が多く、それを言葉にするのはなかなか難しいことなのです。

目次

原因を突き止めるより重要なこと

重要なのは原因探しに時間を費やすよりも「これからどうするか」にフォーカスを移すことです。

未来に目を向け、具体的な解決策を見つける方がはるかに有益なことが多いのです。

そして最初にやるべきことは、ご自身の気持ちを確認することです。

パートナーに離婚を切り出されてあなたはどう感じているのでしょうか?

あなたは本当はパートナーとどうなりたいですか?

これからも同じ屋根の下で、何十年も暮らしていきたいですか?

暮らしていきたいならそれはなぜですか?

あなたは本当にパートナーが必要ですか?

それはどのような意味で必要なのですか?

便利だからですか?

なくてはならない存在なのだとしたら、それはどのような意味でなくてはならないのでしょうか。

これからあなたはどのような存在としてパートナーと暮らしていきたいですか?

と質問させていただいたら、あなたの中からどんな答えが返ってくるでしょうか。

もしかするとその答えはまだあなたの中から掘り起こされていないのではないでしょうか。

ご自身の内なる思いを突き止めていく中で、もしかしたらパートナーが離婚を切り出すことであなたに言いたかったことに気づくかもしれません。

それはこれからの二人の生活を大きく好転させる可能性を秘めています。

あなたの正直な思いをぜひ掘り起こしていただけたらと思います。

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