突然突きつけられた離婚届 vol.41

こんにちは、円満リレーションシップカウンセラーのきたさわ そらです。

パートナーから突然離婚届を突きつけられた、と私のところに相談に来られる方がいらっしゃいます。

そのようなことがあると、自分自身が否定されたように感じて、それまで懸命に果たしてきたことが全て無意味だったと感じてさぞつらいことと思います。

自信は大きく揺らぎ、自分を責め続け、まるで価値のない人間のように思えてしまいますよね。

過去の出来事を振り返り、

「もっとこうすればよかった」

「あの時あ〜しておけば…」

という後悔の念が募ります。

目次

感情の受容

このような状況に直面したときはまずは感情を受容することが大切です。

突然の出来事にショックを受け、悲しみや怒り、混乱といった感情が湧き上がるのは当然のことです。

それらの感情を抱えたまま、今後のことを考えるのは難しいですよね。

今の感情を書き出し、その感情を一つずつ声に出して共感していくとラクになっていきます。

心の中に抱えっぱなしにせず、ぜひやってみてください。

苦しい思考も頭の中だけでぐるぐる回っているのと、声に出して言ってみるのとではずいぶん変わってきます。

事実の確認


それから事実を整理していきます。

パートナーがあなたに一度も相談することなく離婚届を突きつけるという行動に出たのは、何か理由があったはずです。

過去の結婚生活を振り返り、パートナーがどのようなサインを送っていたのか、自分が見過ごしてきたことはなかったのかを冷静に振り返ることが必要です。

パートナーが不満を抱え続け、最終的に「もう話し合っても無駄だ」と思い込むようになった原因にお心当たりはありますか?

私が「どう考えても行き過ぎでは」と感じるのは、離婚届というその後の人生をすっかり変えてしまうような決断を、相手と一度も話し合うことなく強引にしてしまっている点です。

そこにパートナーの自然体ではいられない窮屈な思い込みがあるように感じます。

仮にさまざまな問題をパートナーが「自分一人で抱え込むべきだ」という思い込みを持っていた場合、パートナーは自分の感情や不満をあなたに伝えることを避ける傾向があったかもしれません。

このような場合、パートナーは自分の内に閉じこもり、苦しさを一人で抱え込んできたために、抱えきれなくなって限界に達してしまったということも考えられます。

パートナーの一方的な行動の背景には、あなたの行動や態度だけでなく、パートナー自身の中にある思い込みから適切なコミュニケーションを取ることができなかったことが関わっているように思われます。

もし腑に落ちるところがあれば、今後具体的にどうすればいいかが見えてきます。

離婚届から互いの理解が一気に深まり、ひとっ飛びにいい関係を築く可能性も考えられます。

なぜなら離婚届という見過ごせないサインを出してくれたことが、二人の関係にとって大きな一歩と考えられるからです。

パートナーは問題を一人で抱え込むことに限界を感じていることをあなたに訴えているのではないでしょうか。

そう考えるとこれまで2人の間にあった深い溝が埋まっていく可能性が見えてきます。

どうか一方的にご自身を責めることなく、感情を受容して事実を見定めることで事態を大きく変えていっていただきたいと思います。

カウンセリングはこのようなことを考え、具体的な対策を立てる場でもあります。

心を癒しながらあなたのお話をお聞きして、作戦を立て、実行していただくことも可能です。

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