自分を癒す許しのプロセス vol.38

あなたは傷ついた出来事に心が囚われてしまうことはありませんか?

例えば信じていた相手に裏切られたとき、その傷は深く、自然に癒えるということはありませんよね。

このブログではそのような誰かを許せない苦しみを抱えている方に向けて、相手を許し、心が軽くなるプロセスについてお伝えしようと思います。

目次

あなたの衝撃

あなたは相手の裏切り、期待外れの行為によって、衝撃を受けたことはありませんか?

信じていた関係は崩れ去ったり、自分が思っているほど相手がこちらのことを考えていない事実に直面して、心が引き裂かれるような痛みを覚えたことはありませんか?

そのような経験をすると、多くの人はその出来事が頭から離れず、前に進むどころか、立っていたところから一氣に後退したような、そしてもう二度と元の場所に戻れないような、そんな感覚に見舞われます。

時間の経過とともにその苦しみから離れる回数や時間が増えても、何かの拍子に瞬く間にそこに引き戻され、苦しくてどうしようもなくなるのです。

そんなときは、相手を許す必要があります。

許しに必要な2つのこと

これまでの経験から私は、許せない相手を許すには2つのことが必要だと考えるようになりました。

そのような相手を許すには抵抗を伴うからです。

①許しの裏の意味を知る

許しとは一見、相手の行為を「今さら責めても元には戻れないのだから受け容れること」です。

ですが相手の言動でものすごく傷ついた人は、

相手を許すこと = 相手が罰せられずに済むこと 相手が得をすること

と感じることがあります。

それはもっともなことです。

ですから私は、許せずに苦しんでいるクライアントさんには、許さずにいることの裏で起こっていることを認識していただくようにしています。

それは、相手を許さないこと = 自分が幸せになるのを許さないこと

ということです。

残念ながら許せない相手がいる人はしあわせになれません。

特にその許せない相手が身内で一緒に住んでいる場合は、絶対にしあわせになれないと断言できます。

②許しに必要なもう一つのこと

さらに相手を許すには、許すことによって自分がどれだけラクで幸せになれるかを理解するだけでは足りないと思っています。

なぜならそんな生ぬるいことでは心の奥底の囁きが消えないからです。

「いやいやいやいや、あんなことをしたのに許されていいはずがない」

「私がどれほど傷ついたと思ってんの!!」

「あんただって同じ苦しみを受けたらわかるよ!!私と同じ目にあって本当に心から『済まなかった』って思ってよ!!そしたら私は許せるよ」

そんな囁き、心の叫びがあるからです。

じゃあ一体何をすれば許せるの?とあなたは思うことでしょう。

100%相手を許すのに必要なもう一つのこと、それは…

覚悟です。

自分は金輪際、もうこの苦しみには絡め取られない!!

あの人のあの行為で、なんで私が不幸でいなきゃならないの!!

そんなの間違ってる!!

なんとしてもしあわせになってやる!!

相手が得をしようが、罰せられずに済もうが、そんなことにかかわってる場合じゃない!!

私はここからは幸せの青空に向かって、まっしぐらに生きていくんだ。

そう覚悟することです。

どんな障害があったって、絶対にしあわせになるんだけど、何か問題でも!!

と決めることなのです。

許すプロセス

いったん許すと決めたら、後戻りは厳禁。

そこからはひたすらご自身を癒します。

具体的には過去に傷ついた感情を癒していくのです。

傷ついた感情を残らず書き出し、認め、受け容れ、共感して和らげるのです。

覚悟を決めたことで自分を癒すブロックは外れます。

徹底的に癒しあげるといいです。

未来に目を向けていく

許しのプロセスが進んでいくと、あなたは次第に過去の出来事に囚われることが減り、これからのことに目を向ける余裕が生まれます。

相手を許せず立ち止まっていた分、ぜひご自身を大切にして、やりたいことを存分にさせてあげてください。

カウンセリングでは許しの一連のプロセスを容易にすることが可能です。

毎月5名様限定ではありますが、90分の12000円のお試しカウンセリングを1000円にて行なっております。

あなたのお越しをお待ちしています。

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