関係は長い目で育てる vol.111

今日はある30代の女性のお話をします。

仮にその方をPさんと呼ばせていただきます。

Pさんはある日夕飯を作ってくれたご主人に「後片付けもして」とお願いしました。

するとご主人は、「うるさいババアだ」と言ったそうです。

Pさんはとてもショックを受けましたが、波風を立てたくなくて何も言いませんでした。

もしかしたらあなたも似たようなご経験はありませんか?

確かに何も言わなければその場の空気が悪くなることはないかもしれません。

ですが、ここで我慢することは長い目で見てよい関係性に繋がりません。

我慢がNGな3つの理由

1.我慢は我慢を呼ぶ


「引き寄せの法則」をご存知でしたら、これは一目瞭然です。

引き寄せの法則とは【今のあなたの状態のものがやってくる】という法則です。

我慢している波動が我慢する状況を引き寄せるのです。

我慢すれば我慢する未来がやってくる、ということです。

ですからできるだけ早く我慢しないでいい状態になる必要があります。

Pさんの場合ならショックな感情を和らげてもいいですし、「ババアって言わないで」
とご主人に伝えてもいいです。

2.潜在意識の特性


私たちの潜在意識(せんざいいしき)は、自分と他人を区別しません。

自分の気持ちだからと後回しにしていると、他者からも後回しにされる現実を認識するようになります。

潜在意識は世界をどう感じるかのフィルターを支配しているので、自分を後回しにすればするほど後回しにされて当然と言う世界を見せられることになります。

3.理解が深まらない

おそらくPさんのご主人はちょっとイラッとして軽い気持ちで「ババア」と言ったのかもしれません。

まさかPさんがそんなに傷ついてるなんて思ってもいないのではないでしょうか。

ですのでここでPさんが何も言わないと、「ババア」と言った冗談をPさんは受け入れてくれるんだと、勘違いしてしまいます。

その行動が強化される可能性が生まれます。

ご主人は今後も「ババア」と言ってしまうのでないでしょうか。

どうすればいいの?

大事なのは、イヤだ感じたことをそのままにしておかないということです。

Pさんの場合なら、

「あんな言い方ないよね」
「ありえないよね」
「傷つくよね」と、

共感して気持ちを和らげる必要があります。

さらに「あんなふうに言われると本当に悲しい」と素直に伝えることもとても大切です。

たとえその時ケンカになっても、それは長い目で見ると必要なケンカと言えるからです。

このひと手間がいい関係を作っていく近道です。

非常に多くの人が、「我慢したほうがいい関係が作れる」と思いがちですが、それは勘違いです。

自分を大切にする、無理をしないことがいい関係を作ります。

あたたかい関係を育てることに繋がります。

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