人生を次のステージへ運ぶ潜在意識の活用法 vol.21

今の生活をどうにかしたい、変えたい、そう心から感じるなら、潜在意識と顕在意識についてよく知る必要があります。特に潜在意識を上手に使えるようになると、同じ労力を使って違う効果を生み出すことができるので、押さえておくことをお勧めします。

目次

潜在意識と顕在意識それぞれの意味

潜在意識とは

潜在意識とは自覚していない意識のことです。

過去の経験をもとに無意識のうちに蓄積された思い込みや価値観が当たり前のこと、習慣やパターンとして形成されています。

例えば、靴は右足から履く、玄関のドアは左手で開けるなど、意識には上らないがすでに習慣になっているものは、潜在意識に蓄積されたものです。

行動だけでなく考え方、感情までもパターン化されています。

顕在意識とは

一方顕在意識とは意識的に行えるものです。

論理的な思考や理性、知性、意思、決断などのことです。

これらの2つ意識にはそれぞれ特徴があるので、その特徴を理解した上で、戦略を考え、計画し、行動していけばゴール達成への道のりはスムーズになりますし、ゴール達成を繰り返していけば、あなたの生活、人生は次のステージへ速やかに移行していくことになります。

潜在意識と顕在意識のパワーの差

潜在意識と顕在意識のパワーには段違いの差があります。

行動の習慣の威力はすでにいろいろな生活の場面で痛感していることと思いますが、それは幼い頃から知らず知らずのうちに培われた無数のプログラムが埋め込まれているからです。

例えば、『女性は家事をするもの』『迷惑をかけたら謝るべき』というようなプログラムが知らず知らずのうちに埋め込まれています。

このプログラムに逆らって生きることはほぼ不可能と言えます。

例えば迷惑をかけたと自覚しているのに、謝らないでいるのは落ち着かない気分にさせます。

また、迷惑をかけても謝らず平然としている人を見ると、無性にイライラします。

何しろ潜在意識と顕在意識のパワーの差は、90:10。

中には97:3と言っている人もいるくらい、大きな開きがあります。

【右に行く】とどんなに断固として顕在意識で決めても、潜在意識に【左に行く】習慣があれば、結局は左に行くことになってしまいます。

ただ、パワーでは勝ち目がなくても、潜在意識を使いこなしていくことは充分可能です。

そのためには前述したように潜在意識、顕在意識それぞれの特徴を知る必要があります。

顕在意識の特徴

顕在意識の特徴1

スタミナに限りがある。

朝がスタミナMAX。

夜になるにつれてスタミナは減っていく。

スタミナが減ると、潜在意識の発言力はさらに強まる。

という特徴があります。

例えばスタミナが切れ始める夕方から夜にかけて、潜在意識が『今日はもう充分頑張ったから、お風呂に入ってリラックスしようよ』と考える習慣が定着していると、顕在意識は『そうだね。今日はもう充分頑張ったから、休んでいいよね』と同意しやすくなります。

また、昼食をとった後眠くなると顕在意識はボーっとしてきて、潜在意識で『こんなに眠いのに頑張ったって、効率悪いし、ちょっとお昼寝しよう』という習慣になっていると、顕在意識はすぐに同意してお昼寝してしまうことになるのです。

考えられる対策 特徴1スタミナに限りがあることについて

人生のステージを着実に上げて行きたいなら、重要度の高いことは顕在意識のスタミナ全開の朝に行うといいです。

重要度の高いこととは、それをすることで確実に人生のステージを上げてくれるようなことです。

転職先について調べる、マッチングアプリに登録する、新しい資格を取るための勉強をする、などなど行動することで人生を好転させる可能性がある事がらです。

また、昼食は軽めにとると眠気に襲われにくくなります。

仮にそれでも眠気に襲われたときは、タイマーをセットして20分未満の短い睡眠をとることをおススメしています。

短い睡眠は【パッチワーク睡眠】と呼ばれ、顕在意識のスタミナを取り戻すのに適しているからです。

目覚めた後、意識ははっきりして効率的に動けるし、夜の時間も使えるほど、短い時間でスタミナを回復できます。

顕在意識の特徴2

顕在意識は理想と現実のギャップを一気に埋めようとします。

急いでゴールにたどり着こうとするのです。

さっさと結果を出したくて仕方がないのが顕在意識。

そのため、最初から一気に達成しようと頑張ってしまう特徴があります。

ところがテンション、努力、根性で行動しようとすると、スタミナ切れを起こすことになります。

三日坊主、と言われる現象が起きるのはそのためです。

そうならないためには、スタミナを切らさないよう、敢えて小さくコツコツ始めることがゴール達成、人生を次のステージに上げるポイントになります。

同じ労力を使うならゴールへの距離を縮めることよりも、習慣として根づかせることに労力を使う方が潜在意識の力を借りやすくなるのです。

ここは大事なポイントですね。

潜在意識の特徴とトリセツ

潜在意識の特徴1

新しいことに恐怖を感じる。

未経験のことには手を出したくない。

たとえ低いハードルでも新しいハードルは超えたくないと感じるのが潜在意識です。

潜在意識が習慣・パターンで成り立っているのだから、これは当然の帰結です。

潜在意識はこれまで通りが心地いいのです。

この心地よい状態はコンフォートゾーンとも呼ばれます。

ところが、ご存じのように新しいことを始めなければ人生は永遠に次のステージへは行けません。

これまでと同じことをしていたのでは、何年たっても人生は変わらないのです。

そこで、新しいことをするときは、潜在意識の抵抗を極力小さくするため徹底的にハードルを低くして慣れさせることを優先する、ここがポイントになります。

先ほどもお伝えしましたね。

同じ労力をかけるなら、一見遠回りのようでも結果を出すことより、潜在意識を慣れさせることなのです。

例えばランニングを始めようと決めます。

そして『毎日5キロ走ろう』と思ったら、いきなり5キロ走ろうとするよりも、出だしは『これくらいならいける』と思った距離の半分にした方がうまくいきやすいくらいです。

『2.5キロから始めよう』と考えるといいわけです。

例えば『痩せたいからランニングする』というなら、顕在意識は早く結果を出したくて、初日から『5キロ走りたい』と考えるでしょう。

でも、三日坊主を避けて潜在意識のパワーを借りて必ず成功させようと思ったら、敢えてハードルを低くして始めるのがコツなのです。

走るのではなく、

『まずは毎朝歩くこと』から始めてもいいかもしれません。

『毎朝起きてランニングシューズを履いて外に出ること』から始めてもいいのです。

とにかく潜在意識の抵抗を排除し、徐々に徐々に慣れさせていく、ここが秘訣です。

潜在意識の特徴2

特徴の2つ目は『選択肢があると戸惑う』というものです。

選択肢があると、選ぶことにエネルギーが使われ、結局昨日までと同じことを繰り返すことになりやすいのです。

潜在意識が習慣・パターンで構成されていることを思い出してください。

新しいことを始めようと思ったら、細かいところまで入念に決め、自分に迷う隙を与えないことが大切です。

例えばブログを書き続けようと思ったら、

①書くテーマを決める

②Xmindで書く内容を整理する

③見出しを決める

④書く

⑤推敲する

⑥アイキャッチ画像を選ぶ

⑦パーマリンクを設定する

など、取り組む順番を詳細に決めておくことです。

常に今何をすればいいのか明確に分かっている状態にしておく必要があります。

選択肢があることは一見自由な印象を与えますが、

それは選ばなければならない、そこで立ち止まらなければならない、惰性で進めない、という不自由差でもあると知っていただければと思います。

選ぶことにはエネルギーを使います。

以上が潜在意識と顕在意識の特徴を知って、人生を次のステージへと運ぶ方法です。

ぜひ試して一緒に次のステージへと進んで行きましょう。

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