夫婦の溝を埋める第一歩 vol.135

夫婦関係を良くするノウハウは今、ちまたに溢れています。

「感謝を伝えよう」
「たまにはふたりでデートをしよう」
「相手を褒めよう」

どれも「そうだよね」と思えることではありますが、やってみても「なんだかしっくりこない」と感じることはありませんか?

それはあなたが真に望んでいることから出た行動ではないからです。

ではどうすればいいのかというと経験上、

「根本から考える」
「原点にもどって考える」

ことをするといいです。

たとえば「どんな人生を歩みたいか」と、抽象度の高い質問を自分に投げかけてみると…

「自由を感じて生きたい」

「心から楽しめる時間が大事」
「愛を与え愛を受け取る人生にしたい」

こうした抽象度の高い望みが出てくると思います。

このようなレベルで自問して答えに辿り着くと、世の中の見え方から変わります。

すると夫婦の関係も必然的に変わっていくことになるのです。

■ ノウハウではない次元

自分の根っこが分かり、決まると、後のことは芋蔓式に出てきます。

たとえば「自由を感じて生きたい」と自分が思っていることが分かったら、そのためには…

→できるだけ旅行したい、
→無駄なことにお金を使うのをやめたい、
 健康でいよう

という具合にです。

根本的な望みから無理なく湧き出す思いに従うと、そこから出てくる行動は義務ではなく「やりたいこと」に変わります。

それはもはやノウハウの次元ではないのです。

■ 喜びが関係を変える

自分の望みから出た行動は、それがどんなに小さな行動でも喜びを感じます。

私の場合はそれ以前に、望みを知っただけで、気づきがあり、喜びが湧いてきます。

その喜びはあなたの雰囲気を変えます。

心にも余裕が生まれ、笑顔が増えたり、声がやわらかくなったり。

その変化はじわじわとパートナーに伝わります。

■ 望みを見つける質問

根本的な望みを見つけるには、こんな順番で質問してみてください。

どんな人生を歩みたい?
何を大切にして生きたい?
どんな思いで行動したい?
具体的には何をしたい?
今日は何をする?

答えは日によって変わることも珍しくありません。

最初は思いつかないかもしれません。

大事なのは何度も何度も繰り返し問いかけることです。

夫婦関係を良くする基本は、相手を変えようとすることではないと私は捉えています。

自分の生き方、在り方、その積み重ねが、関係をも変えていく、というものだと思っています。

あなたはどう感じますか?

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