こんにちは、円満リレーションシップカウンセラーのきたさわです。
あなたは朝から晩まで慌ただしく動き回っているのに、
「これもできていない」
「あれもできなかった」
と自分を責めてしまうことはありませんか?
毎日がんばっているのに、自分を責める声が頭の中で止まらない……。
そんなことになっていないでしょうか。
このブログではそんなときに自信を取り戻す簡単な方法についてお伝えします。
ダメ出しが止まらなくて苦しい
「どうしてうまくできないんだろう」
「もっと頑張らないと」
「全然役に立ってない」
家事や仕事、育児や人間関係で、完璧を目指そうとする気持ちが強い人ほど、自分に厳しくなってしまうものです。
「あれもできていない」
「これもうまくいかなかった」と、
自分を責め続ける習慣から、できていないことにばかり目が行くと、どんどん自信を失い、気持ちは沈むばかり。
そんな悪循環に苦しんでいる人はとても多いのです。
「そんな考え方の癖を変えて自分に優しくなるにはどうすればいいでしょうか?」と最近よく尋ねられるようになりました。
時代は自分に優しくなりつつあるようです。
「自分が他人Aだとしたら…」と考えてみる
そんなときに試してみてほしいのが「他人の視点で自分を見る」という方法です。
自分自身のことだと、どうしてもできていない点ばかりが目につきますが、自分のような他人Aさんが今目の前にいると想像してみてください。
すると、「Aさん、めっちゃ頑張ってるやん」と感じられてくるのではないでしょうか。
クライアントさんにもよくやっていただくのですが、ご自身の分身を目の前に出して感じていただき、言いたいことを言ってもらったり、必要なことを伝えてあげたりするのです。
たとえば、計画通りに物事が進まなかったとき、多くの人はその事実だけを見て、自分を責めることが多いです。
ですが起こったことをよく見ると、その計画を進める代わりに家族からの急な頼まれたごとに対応したり、家族の話を聴く必要があったり、いつもお世話になっている方から連絡が入ったり、上司や部下への対応に追われることになったりと、生身の人間として懸命に動き回っている事実が浮かび上がってきます。
そこを冷静に客観的に見てあげるのです。
もし、それが他人Aさんなら「よくやっているね」と声をかけてあげたいと思うのではないでしょうか?
多くの人が幼い頃から親や学校で、頑張ってできたことに対して「もっと頑張るように」「次はもっとこうなるといいね」と言われ、ただできたことだけを認めてもらう時間がなかったのかもしれません。
その親の論理、口調が壊れたテープレコーダーのように頭の中で鳴り続けてしまっていませんか?
そのまま放っておくと、自己肯定感は下がっていく一方です。
これはあなたが思っている以上に深刻なことです。
無意識に行われている自己評価
多くの人はとても忙しいので、自分へのダメ出しで立ち止まったりはしていません。
それは無意識で行われています。
ですからまずは自動的に行われているダメ出しに気づくことが大切です。
そして気づいたら、ぜひ他人の視点で自分を見てあげてください。
できれば10分間立ち止まって、できなかったことの代わりに何をしたかを紙に書き出してみるといいです。
頼まれたものを荷造りして宅急便を出しに行った。
子どもと一緒に探し物をした。
宿題を見てあげた。
特に主婦で母だったりすると、たくさんのことがお構いなしに舞い込んできて、予定通り運ばないことの方が多いのではないでしょうか。
いざという時に力を発揮するあなたに
自己肯定感はいざというときに「物事がうまく運ぶ」重要なファクターになります。
日常的に自分を認められることがあなたの人生を大きく後押ししてくれることになるのです。
まだ一度もやったことがないことをやろうとするとき「自分ならなんとかやれるはず」という根拠のない自信をもたらしてくれます。
ですから、「自分へのダメ出しが止まらずに苦しい」ということがあったら、それは「チャンス!」と捉え、「こんな他人がいたらどう感じるだろうか」と距離を置いて、冷静に見つめ、
「頑張ってるね」
「よくやっているね」
「すごいことだね」
と、優しい言葉をふんだんにかけてあげてください。
心が軽くなるだけでなく、いざという時の力を蓄える大事な手続きだということを心に留めていただけたらと思います。