
「それはこうした方がいいよ」
私たちはよくこういう言葉を耳にします。
友人、職場、家族、ネット上…
アドバイスはあちこちに溢れています。
でも正直言って、
アドバイスだけで人生が劇的に変わった経験って、
少ないのではないでしょうか?
理由は、
アドバイスは外からくる「知識の断片」にすぎないからです。
もちろん役に立つこともあります。
でもそれはあくまでも「ヒント」であって、
あなたを本当に突き動かすエネルギーとはなりにくいのです。
カウンセリングは、ただ「こうした方がいい」と
アドバイスする場ではありません。
カウンセリングはあなたの中に
すでにある答えを一緒に探し出すプロセスです。
私たちはこれまで
数えきれないほどの経験を積み重ねてきました。
その一つひとつは記憶となり、
潜在意識(普段は意識していない心の奥深く)に
しっかりと刻まれています。
そこには必ず、今の悩みを解く答えが隠されています。
カウンセラーの役割は、その答えをあなたの中から引き出し、
それを元にどうするかを決めていただくことなのです。
知識を押しつけるのではなく、
もうすでに知っているはずの答えを一緒に見つけることです。
だからこそカウンセリングでは
最初からアドバイスを乱発したりはしません。
じっくりと話をお聴きし、あなたを理解してから、
必要があればアドバイスを添えることはありますが。
もしアドバイスだけで人が変われるなら、
この世はもっと幸せな人であふれているはずです。
でもそうなっていないのは、
アドバイスを聞いた瞬間は「なるほど」と思っても、
翌日には忘れてしまうか、やろうとしても続きしないからです。
それはあなたがダメだからではありません。
あなたの中から湧き上がった答えではないから
というだけのことなのです。
外から来たものは心の奥まで届きにくいのです。
カウンセリングでたどり着いた気づきや決断は、
最初からあなたの体験や価値観と深くつながっています。
だから気づいたとたん、「これだったんだ!」という
納得感があります。
納得感が半端ないから、
行動に移すエネルギーも自然と湧いてくるのです。
「こうしなきゃ」ではなく
「こうしたい」と思えるのです。
さらに自分を深く理解すればするほど、
人は癒されます。
癒されると人は漏れなく元気にもなります。
アドバイスは地図のようなもの
とも言えるかもしれません。
地図を持っていても、
人は自分が今どこにいるのかがわからなければ動き出せません。
カウンセリングはその「今いる場所」を一緒に確認することを
大切にします。
それは自分が今どこにいるかが
真に分かれば、この先何をすればいいかが自然に分かるからです。
もし今、多くの情報や外の意見に振り回され
どうしていいか行き詰まっているなら、
内なる声を聴くといいです。
よろしければあなたもカウンセリングを通して
あなたにとっての正解を見つけていきませんか?