モラハラ夫の暴言に傷ついたときは vol.75

こんにちは、きたさわ そらです。

毎日ただひたすら頑張っているのに、パートナーに暴言を吐かれ、苦しんでいる、そんなことは起こっていませんか?

クライアントさんの中にはそのような方が少なくありません。

このブログではそんな方のために書いてみたいと思います。

「自分は悪くない」と思ったら

「何をするにもパートナーの顔色を伺ってしまう」というクライアントさんがいます。

また「パートナーが激情して物に当たるのが怖い」というクライアントさんもいます。

こうした状況からはしっかり自分を守る必要があります。

とは言ってもどうやって守っていいか分からないという方もいらっしゃるでしょう。

そんな時にお勧めしているのは「心の境界線」を引くこと。

心の境界線とは、「どこまでが相手の問題で、どこからが自分の問題なのか」をはっきり区別する目には見えない一線のことです。

クライアントさんにこのことをお伝えすると、「そんなことは知りませんでした」と誰もがおっしゃいますが、実は幸せに生きるためにこの概念は非常に大切です。

アドラー心理学では「課題の分離」という言い方をしています。

たとえば、パートナーがイライラしてあなたにそのイライラをぶつけてきたとき、オロオロしてしまう方がいます。かつての私がそうでした。

ですが、ここで心の境界線を引くことができると、パートナーの感情はどこまで行ってもパートナーのもので「自分が引き受ける必要はない」と明確に区別することができるようになります。

「その怒りはパートナーの問題。私の問題ではない」と冷静に受け止められるようになるのです。

どうやって心の境界線を引けばいい?

とは言っても慣れるまではパートナーがイライラする度にオロオロしてしまうかもしれません。

そんなときは自分自身にこう言い聞かせてみてください。

「パートナーの感情はパートナーの責任。私が背負う必要はない。」

パートナーがイライラする度にこれを繰り返していると、その思考に慣れていきます。

しっかり境界線を引いた上で、「今できることはなんだろうか」と考えられるようになっていきます。

よろしければ以下のことも試してみてください。

  1. 深呼吸をする
     パートナーが感情的になったとき、まずは深呼吸をして落ち着きを取り戻します。感情に巻き込まれそうになるのを防ぐことができます。


  2. パートナーの言葉をそのまま受け取らない
     例えば「なんでそんなこともできないの?」と言われても、そのまま受け取るのではなく、「あなたはそう感じているんだね」と相手の吐いた言葉を相手のものとして捉えるようにします。


  3. 自分を大切にする時間を作る
     パートナーに暴言を吐かれたときは、穏やかな心の状態を持ち直す時間を取るといいです。好きな音楽を聴き、アロマを焚いて、温かいお茶を飲んでホッと一息つくと気分転換になります。波動を変えるには音楽と香りがとても効果的と言われています。

自分を守ることは相手にも良い影響を与える


あなたが心の境界線を引き、相手の感情に振り回されないようになると、間違いなくパートナーにも良い影響が出始めます。

あなたの心の状態はあなたの波動そのものであり、それは必ず相手の波動に影響を与えるからです。

ですからあなたはあなた自身をしっかり守ることが大切で、少しでも心地よく過ごせるよう工夫してみてください。

「やめてほしい」と言える日

そんなことを繰り返しているうちに、あなたの自己肯定感は確実に上がっていきます。

なぜなら境界線を引く度に自分の意思を確認するので、自分軸が太くなっていくからです。

あなたはあなた、私は私。そんな感覚が自然に身についていくのです。

自分の心を守ることは、決して自分勝手ではありません。

それは、自分を大切にするための必要不可欠の行為です。

行動しているうちに「本当にこれでいいんだ」「こうすればよかったんだ」と繰り返し感じられるようになり、やがてあなたは、「そんな風にイライラを自分にぶつけるのはやめてほしい」と言葉にして言えるようになります。

その言葉はあなたの確信で溢れているので、相手は何も言えないということになるのです。

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