こんにちは、円満リレーションシップカウンセラーのきたさわです。
今日は不倫をしてしまった方に向けて書いてみようと思います。
不倫をしてしまったことで、あなたは「もう元には戻れない」と感じていることと思います。
「何とかしてもう一度、あの頃のように屈託なく笑い合える関係に戻りたい」と思う一方で、相手が許してくれず、絶望的な思いを抱いているのではないでしょうか。
不倫が原因で夫婦の信頼が壊れてしまうと、その修復は簡単なことではありません。
自分を責め、後悔し、相手の冷たい態度にいたたまれない思いになることもあることと思います。
関係修復のためにあなたができること
ここで大切なのは、相手がどうであれまずはあなたが「自分を許す」ことです。
こんなことを言うと不倫をされた側の方から大ブーイングが起こりそうですが、あなたがあなた自身を許すことは不倫をされた側にとってもとても重要なことなのです。
端的にその理由をお伝えすると、不倫をしたあなた自身を許さないと、あなたのパートナーへの言動が愛情からではなく、義務感からの言動にすり替わってしまうからです。(詳しくは『不倫をしてしまった方へ1』をご覧ください。
どうやって許せばいいの?
許す方法、それは不倫に至った理由を突き止めることです。
これまでのクライアントさんの誰もがそれ相応の原因がありました。
それは表面的なものではありません。
カウンセリングを通してしか分からないこともあるかもしれません。
一つ確信を持って言えるのは、人が何か行動を起こすときには、その裏に必ずもっともな理由があるということです。
その理由をしっかり突き止め理解することで、自分がなぜそのような行動に至ったのかを徐々に受け入れられるようになります。
自分の心の奥にある原因を見つけ出すことで、自己嫌悪や罪悪感が和らぎ、心理的な負担が軽くなるのです。
自分を許しても相手は許してくれない
さらにここでお伝えしておかなければならないのは、相手があなたを許すかどうかは、あくまでも相手の問題だということです。
あなたがどれだけ謝罪し、償いをしようとしても、最終的に許すかどうかは相手の選択です。
それをコントロールすることはできませんし、無理に許してもらおうとすることは、かえって関係を悪化させることにもなります。
それよりも、自分責めに終止符を打つことです。
自分を責め続けることで得られるものは何もないことを知ることです。
その先に幸せが待っているわけでは決してありません。
むしろ、自分責めを終わらせることで心の平穏が訪れ、あなたは初めて幸せを感じられるようになります。
許しがもたらすもの
許したらどうなるでしょうか。
誰かを許した経験をお持ちの方はその感覚を覚えていることと思います。
その感覚は、心が緩み、開かれている感覚です。
多くの物事を受け入れられている状態です。
潜在意識は自他の区別がつかないので、許してない人物があなた自身であるとしても、誰かを許していないのと同じ感覚に襲われます。
それは過去の罪の事実に執着し、掴んで離さない、その手を緩めない、あなたのカラダにいつも緊張を強いている状態です。
ところがそれを許すと、その感覚はどんどん緩んでいきます。
何年も何十年も自分を許していなかったあなたは、「あ〜これが幸せの感覚だ」と実感するでしょう。
その時初めてあなたは過去の過ちを乗り越えることができ、対等な人間としてパートナーを愛せるようになるのです。