結婚生活が始まった頃は未来への期待を胸に、確かな愛情を感じていたのに、年月が経つにつれて仕事や子育ての忙しさに追われて夫婦間のコミュニケーションが減り、氣づいたら「仮面夫婦」のような状態になってしまっていたということがあります。
それは、忙しさに流されて生きてしまうと、何が自分にとっていちばん大切なのかを見失ったままあっという間に時間が過ぎてしまうからです。
すると表面的には問題がないように見えても、氣持ちが通じ合わず、孤独感、寂寥感が無視できないほどに膨らんでいることがあります。
仮面夫婦の大元の原因
なぜそんなことになってしまうのでしょうか?
それは多くの人に自分の意思を確認するという習慣がないからです。
私もそうでした。
日々の生活に追われてばかりで辛いことや苦しいことがあっても、立ち止まって自分の氣持ちに向き合ったり、「どうしたいのか」「今自分にとって大切なことは何か」を確認することもなく何十年も生活していました。
「今自分にとって何が大切なのか」を確認できないと、大切なことを大切にできないのは当然のことですし、それを相手に伝えることもできません。
私はこれが仮面夫婦になるおおもとの原因ではないかと感じています。
自分にとって大切なことは何か?
仮面夫婦を抜け出すには、小さなことから相手に理解してもらうことが大切です。
ですが、理解してもらうにはまず自分自身のことを知る必要があります。
ですから最初の一歩は「自分にとって大切なこと」を確認する時間を持ちます。
自分にとって大切なことはなんなのか?という質問を紙に書いてみてください。
そして大切だと思うことをとにかく書き出していきます。
ゆっくり休むこと
〇〇への支払いを済ませること
元町の〇〇というカフェでアイスコーヒーを飲むこと
〇〇さんに会うこと
キッチンの壁をキレイにすること
というようにです。
その時にパートナーへの要望が湧いてきたらそれも書き出します。
帰りが夜の11:00以降になる時は一報を入れてもらうこと
食べ終わった後の食器は流しに出してもらうこと
というようにです。
ネガティブな感情を伝える効果
大切なことを大切にするためにパートナーの助けが必要なときは、それをネガティブな感情と共に伝えます。
ここで大切なことは、感情的にならずに伝えることです。
例えば、「帰りが11:00以降になるときはLINEして」と伝えるよりも、「帰りが遅くなっても連絡がないと心配になるから、11:00以降になるときはLINEしてもらえるとホッとするの、だからお願い」
と言ってみたらどうでしょう。
頼まれた時の印象がまるで違ってきますよね。
ネガティブな感情を伝えることはパートナーをハッとさせる効果があるのです。
それだけでなくネガティブな感情を伝えることで、パートナーはあなたを理解するようになるのです。
「そうか心配になるんだな」と分かるわけです。
「あなたが家にいなくて話ができない」と言われるより、「最近あなたが忙しくて話す時間がないから寂しいよ」と言われたらどうでしょう?相手は悪い気がしないと思いませんか?
「僕がいないと寂しいんだな、たまには時間を作ってみようかな」と思えるわけなんです。
小さな要望から伝えていくと
このようにネガティブな感情を伝えながら小さな要望を伝えていくと、早晩仮面夫婦は解消されていくことと思います。
小さな要望を伝えることで小さな不満、すれ違い、行き違いがみるみる解消されていくからです。
夫婦の間に信頼が育まれていきますよ。
もしあなたが今仮面夫婦になりつつあるな、仮面夫婦になって久しいな、ここで方向転換したいな、とお考えで、このネガティブな感情を伝えることも難しそうだなと感じられるなら、思い切ってカウンセリングを受けられることをお勧めします。
カウンセリングではコミュニケーションの取り方だけでなく、あなたの氣持ちの方向転換の仕方もお伝えしています。
さらにあなたのお悩みの大元を突き止め、傷ついた感情を根本から癒していくことができます。
毎月5名様限定ではありますが、90分12000円のところ1000円でカウンセリングを受けることができます。
あなたのお越しをお待ちしています。