見栄っぱりでは幸せになれない理由 vol.8

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見栄っぱりの40年

私は見栄っぱりの人生を40年間も生きていました。

何を隠そう自分にまで見栄をはって生きていたのです。

事実だけを見れば夫に大事にされていないのに、大事にされている、愛されている、と思い込んでいました。

本当は辛くみじめな結婚生活で、今から思うと悲しみがいつも見え隠れしていたのに、それを認めることがどうしてもできなくて、「自分は幸せなんだ」と言い聞かせていました。

なぜそこまでして思い込む必要があったのかというと、そんなみじめな自分を認めたくなかったからなんです。

そして、そんな不幸な自分はダメな自分、誰からも認めてもらえないし、愛されることがないと無意識に感じていたんですね。

見栄っぱりの原因


あるときどうして自分はこんなに見栄っぱりなんだろう?と考えました。

40年間も見栄っぱりな人生をやってきてやっと「見栄っぱりだ」と認めることができ、その原因を探ってみようと思ったわけです。

そして原因は父のこどもとして生まれたことだったと分かりました。

言ってみれば私は見栄っぱりな人生を生きるよう運命づけられていたようです。

父はエリート意識が非常に強い人で、若いころから当時に至るまでの自慢話をよくする人でした。

そして口癖は「鶏頭となるも牛後となるなかれ」。

大きな組織の下っぱでいるよりは小さな組織のトップであれ、ということをいつも口にしていました。

父の在り方、考え方を強くインプットされて成長した私は、いつの間にか「自分も優れていなければならない」と感じるようになりました。

そして特に優れたところもないフツーの自分を感じては「このままではダメ、なんとかしなければ」という思いに駆られ、焦りにも似た感覚に襲われていました。

見栄っぱりは安住できない


見栄っぱりに安住の地はありません。

それはそのままの自分を良しとせず、別の顔を周りの人に見せようともがいている状態だからです。

そのためにとる行動は人それぞれですが、心の中では絶えず自分を他人と比べて、

「私もあ〜でなければならない」

「私だってあ〜なれるはず」

「そうじゃない自分は本当の自分ではない」

と奮闘しているのです。

ありのままの自分を否定している状態です。

ですから仮に周りから「すごいね」と認められたとしてもホッとするのは束の間、当の本人はそのままの自分にダメ出ししているので、いつまで経っても「これでいい」という安心感が得られません。

このことにあるとき氣づいた私は、見栄っぱりを捨てる決心をしました。

そして勇氣をもってありのままを自分を見せるようにしたのです。

見栄っぱりを捨ててみたら…


見栄を捨てて得られたものは計り知れません。

なんと言ってもいちばん良かったのは、自分の中に安住の地を見つけられたこと。

自分の中に、他から侵されることのない平和で心地いい居場所があったと氣づいたことです。

これって本当にすごいことです。

どこにいても何をしていても心から受け容れられ癒されて、いつも我が家にいるような感覚で生きられるようになりました。

これはどんなにコトバで説明しても、実際に体験してみないとなんとも説明のしようがない安心感で満たされた状態です。

強いていうなら、母親にふわっと抱きしめられているような満たされた感覚がいつもあって、そのままでジワ〜っと幸せが感じられてきます。

そして無理せず心を開いて付き合える友人ができそのご縁が深まり拡がっていきます。

いつも本音でいられる付き合いは本当に心地いいです。

いかがですか?

あなたも見栄っぱりを捨てたくなりましたか?

でも一体どうやって捨てればいいんだろう?と思われたなら、このあと見栄っぱりを卒業する方法についてお伝えしますので、参考にしてみてください。

見栄っぱりを卒業する方法


まず大切なのは、見栄っぱりになったことは「自分のせいではない」と自覚することです。

あなたは見栄をはるように仕向けられて成長してきたからです。

それは別名ではアダルトチルドレンの一つの形態とも言えます。

アダルトチルドレンは安全な場所として機能しない家族の中で育ち、ありのままの自分でいられなかった人々のことです。

ありのままでいてはならない → もっとできる人、もっとしっかりした人として振る舞わなければならない、もっと努力しなければならないという無意識の思い込みがあなたを見栄っぱりにさせてきたのです。

あなたは自分が見栄っぱりであることで自分を責める必要はないのです。

「必然的に見栄っぱりとして生きるしかなかった自分に、ここからは幸せに生きるために見栄っぱりを卒業させてあげよう」という心持ちで取り組んでみてください。

では方法をお伝えします。

それはどんな自分も120%受け容れ安心させてあげることです。

潜在意識から「そのままでいいんだよ〜」と感じさせてあげること。

例えば見栄っぱりな自分も受け容れます。

「見栄をはりたい氣持ちがあったね〜」と声に出して受け容れてあげます。

卑近な例をあげれば、家事をしたくない自分も受け容れます。

「夕飯を作るのが面倒くさいって思っているね〜」と受け容れます。

基本的にはこれをひたすら毎日毎時間、自分の弱さに触れる度、不快になる度にやっていくといいです。

やればやるほど素早く見栄っぱりを卒業できます。

ですがこれは簡単なようでいてなかなか難しいです。

なぜならそれまでの心の習慣があるからです。無意識のうちにダメ出しや「こうでなければならない」攻撃が始まってしまうからです。

ですから私はある程度板に付くまでは専門家のサポートをお勧めしています。

やろうとしても継続できずに終わってしまう方があまりにも多いからです。

無意識の領域を変えることは至難のワザなのです。

ですがこれを実行することの効果はコトバでは言い尽くせません。

それは前述したようにどこにいて何をしようと、自分の中に安心安全の自分の居場所がある状態だからです。

そうなったときあなたは世界が180度違って見えていることに氣づくはずです。

これは頭で知ることではありません。

ひたすらやってみることです。

もしこれを最大限の効果で体験したい、サポートしてもらいたいと思われるようでしたら、よろしければ私のセッションをお受けいただければと思います。

コトバだけでは伝えられない方法で見事に見栄っぱりを卒業して安住の地を自分の中に見つけられるようサポートいたします。

お試しカウンセリング12000円のところ期間限定にて1000円でお受けいただけます^^

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